02 SNSの選び方|SNS採用ガイド
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SNS採用ガイド / 02 SNSの選び方

Recruiting SNS — 採用とSNS / CHAPTER 02 SNSの選び方

SNSは「届き方」と「見せたいもの」に
よって使い分ける。

日々の投稿で会社の様子を届ける。情報を蓄積して、じっくり知ってもらう。広く公開する。関心を持った人と個別につながる。SNSには、それぞれ異なる役割があります。

FLOW / STOCK — OPEN / CLOSED

1. フロー型とストック型/オープン型とクローズ型

FLOW

フロー型|会社の「今」を届ける

新しい投稿が次々と流れてくる形式です。仕事の舞台裏や社員の日常、イベントの様子など、その時々の情報を届けるのに向いています。一方、過去の投稿は埋もれやすいため、大切な情報は繰り返し伝えたり、まとめて見られる場所へ案内したりする工夫が必要です。

STOCK ← 採用の「確認」に向く

ストック型|会社を知る情報を積み重ねる

情報を蓄積し、検索や一覧から後で見つけてもらいやすい形式です。仕事内容の解説、社員インタビュー、育成制度など、応募前にじっくり確認してほしい情報に向いています。公開して終わりにせず、情報の更新と、必要な内容にたどり着ける整理が大切です。

OPEN

オープン型|広く会社を知ってもらう

不特定多数に向けて情報を公開する形式です。会社を初めて知る人にも、応募を検討して調べている人にも、仕事内容や会社の姿を伝えられます。求職者だけでなく、社員、取引先、顧客など、さまざまな立場の人が見ることを前提に発信します。

CLOSED

クローズ型|つながった相手と関係を深める

登録者や承認した参加者、個別の相手など、届ける範囲を絞る形式です。応募前の質問対応、説明会の案内、選考中の連絡などに活用できます。相手の関心や状況に合わせて情報を届けられますが、内容が外部に共有される可能性はあります。

どちらか一方に絞るのではなく、鮮度が拡がり方の大きい「フロー型」でリーチを稼ぎ、ファン化・資産化できる「ストック型」で定着させるという組み合わせが効果的です。

EXAMPLES

2. フローとストック イメージ

以下は、採用で使う場面を想定した整理案です。プラットフォームの公式分類ではありません。

SNS・使い方 フロー/ストックの傾向 オープン/クローズの傾向 採用での活用例
Xの公開投稿 フロー寄り オープン 現場の考え方、日々の仕事、募集のお知らせ
Instagramの公開投稿・リール フロー+ストック オープン 日常を届けつつ、プロフィールに会社の姿を蓄積
TikTokの公開動画 フロー寄り。過去動画も閲覧される オープン 作業風景、社員による仕事紹介
YouTubeの公開動画 ストック寄り オープン 職種解説、社員インタビュー、会社紹介
LINE公式アカウントの配信・チャット フロー寄り 登録者向け・個別対応はクローズ寄り 説明会案内、応募前の質問対応
承認制グループ・個別DM フロー寄り クローズ 参加者への連絡、個別の相談

HOW TO CHOOSE

3. 「見れば伝わる内容」なのか、「説明して初めて伝わる内容」なのか

媒体ごとに、得意な方向性があります。

TikTok・Reels・Shorts ―その場の空気や動きを、短時間で感じてもらう

Instagramカルーセル ― 複数の画像を順番に見せて、分かりやすく整理する

X ― 小さな事実や考えなど、最新情報を継続的に伝える

YouTube ― 仕事や人を、映像で詳しく理解してもらう

note ― 背景、理由、経験、考え方を文章で深く伝える

LINE・DM ― 関心を持った人と個別にやり取りする

魅力の証拠
採用で伝える内容の例
向いている発信先
場面を見せる
職場の雰囲気、社員同士の会話、仕事の手順、接客、設備、一日の様子
TikTok、Instagram Reels、YouTube Shorts
情報を整理して見せる
研修の流れ、キャリアステップ、福利厚生、数字、制度比較、よくある質問
Instagramカルーセル、Xの画像投稿
背景や物語を説明する
経営者の考え、制度を作った理由、社員の入社経緯、仕事の難しさ、プロジェクト事例
note、YouTube、採用サイト
対話によって解消する
個別の応募条件、説明会案内、質問対応、見学予約
LINE、DM、ライブ配信、問い合わせフォーム

その内容は何からだと伝わりやすいか、で選ぶ

見せ方を媒体によって変えます。

これらで使った同じ素材は、Shorts、Reelsへ再編集して、さらに使いまわします。

架空のデザイン会社の採用サイト掲載例

採用サイト

条件、仕事、制度を整理して確認できる

架空のデザイン会社のInstagram掲載例

Instagram

写真から人・現場・世界観・雰囲気が伝わる

架空のデザイン会社代表のX掲載例

X

社長個人の言葉から考え方や判断基準が伝わる

架空のデザイン会社のnote掲載例

YouTubeまたはnote

制作の背景と完成までの流れを深く理解できる

※架空のデザイン会社「STUDIO HOSHI」を題材にした掲載例です。

選ぶSNS = 表現との相性 × ターゲットの利用状況 × 継続可能性 × 応募導線
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社労士メモ SNS × 法解説コラム SOCIAL INSURANCE & LABOR
執筆:千葉若菜(特定社会保険労務士) 最終更新:2026年9月16日 根拠:厚生労働省「カスタマーハラスメント対策」

「SNSで晒すぞ」と言われたとき SNSにおけるカスハラ

カスハラ(カスタマーハラスメント)とは、顧客や取引先などからの、社会通念上許容される範囲を超えた理不尽な要求や暴言・迷惑行為により、労働者の就業環境が害されることです。事業規模に関わらず、全ての企業でカスハラへの対応が義務化されました。

従業員への個人攻撃に、企業はどう対応するべきか

顧客がSNS上で、従業員の氏名や顔写真を公開し、名指しで批判するケースがあります。

正当な意見や苦情まで排除することはできません。しかし、従業員個人への侮辱、執拗な非難、個人情報の公開、虚偽情報の拡散、「晒すぞ」といった威圧的な言動は、カスタマーハラスメントとして組織的に対応すべき問題です。

従業員本人に対応させない

最も避けたいのは、攻撃を受けた従業員に説明や反論をさせることです。企業が窓口を引き取り、本人への直接連絡を止めます。SNS上でも個人アカウントから反論させず、必要な対応は会社名義で行います。

投稿と経緯を記録する

投稿が削除される前に、次の情報を保存します。

—投稿画面のスクリーンショット
—投稿者のアカウント情報
—URL、投稿日、確認日時
—氏名・写真・勤務先などの公開範囲
—来店、電話、メール等を含む一連の経緯
—従業員や業務に生じた影響

証拠を保存したうえで、SNS運営会社への通報や削除申請を検討します。

会社として対応を判断する

事実誤認がある場合も、感情的に反論したり、顧客とのやり取りをそのまま公開したりしません。公開回答が必要な場合は、従業員を特定できる情報を出さず、会社として確認・対応していることを簡潔に伝えます。

虚偽情報、個人情報の拡散、脅迫、業務妨害、つきまといなどがある場合は、早い段階で弁護士や警察への相談を検討します。

被害を受けた従業員を守る

投稿を削除できても、従業員の不安がなくなるとは限りません。

顧客対応から一時的に外す、個人情報の公開状況を確認する、相談窓口や産業医につなぐなど、心身の負担にも配慮する必要があります。

企業が守るべきなのは、会社の評判だけではありません。SNS上の個人攻撃を「従業員個人の問題」にせず、記録、報告、対応窓口、外部専門家への相談基準をあらかじめ決めておくことが重要です。

カスハラ対応等のサポート、承ります。

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本ページの内容は一般的な情報であり、個別の事案への助言ではありません。

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